先輩が好きなんです。
『わかった。 じゃあ最後に1回だけキスさせて?
明日ヒマ?』
だめ… だめ…
『だめなの… ごめんなさい』
目の前がぼやけてくる
頬には温かいものがつたう
『あー、じゃあもういいよ。忘れろ
言っとくけど、俺お前のこと本気で好きだったわけじゃないから。
じゃあな』
ぶちっと電話の切れる音がする
わかってたよそんなこと…
大和はわたしを見てないことなんて
最初から、わかってたんだよ…?
でも改めて言われると辛いなぁ…
あんな最低だったやつを好きだったわたしが恥ずかしい