先輩が好きなんです。


ついに駐輪場まで来てしまった




あれ…?



「由佳ー帰ろー」







「…うん」




「変なの、元気ないじゃん


せっかく先輩に…」



「それ、言わなくていいから」





先輩のばか


迷惑なら言ってよ








星が綺麗だなあ




空に瞬く星を見ながら


わざとらしく先輩の前を通って帰った






最後の最後に…っていう淡い期待を抱いていたことは


なかったことにして



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