先輩が好きなんです。
テーブルに座り、カップを少し破く
「わー… どんな味するのかな」
これであんまり美味しくなかったらどうしよう…
そんなわたしの不安は、一口目で遮られた
「「お、おいしー!」」
中からとろけるチョコと、周りのしっとりしたスポンジ
流れ出るチョコは光沢で光っているように見えた
「由佳!これめっちゃおいしいよ!」
「わたしも自分で作っといてびっくりした…
バレンタインはこれで決まりだね!」
「うんうん!頑張りな!
うちもこれ作ろうかなー!」
わたしたちのテンションが一気にあがらせたこのフォンダンショコラ…
先輩、喜んでくれるかな…