先輩が好きなんです。
「え!もう10時半⁈
やばい俺もう帰るね!!」
「もうそんな時間!雪降ってるので気をつけてくださいね?」
さっきから降っていた雪は
少しだけ道路に積もっていた
「だいじょーぶ!由佳こそ送ってかなくて平気?」
「わたしの家、すぐそこなので大丈夫ですよ!」
「そっか、じゃあ気をつけて帰りなね!また今度ー!」
「はい!さよならー!」
…行っちゃった
わたし、先輩と3時間もここで話していたんだ
もっともっと先輩を知りたい
あぁ…わたしはやっぱり…
「…先輩が好きだ」