雨恋日和。


優とは本当に幼い時からいつも一緒だった。
家が隣同士で親も仲がよく、毎日お互いの家に通っては遅くまで遊んでいた。
そして高校も同じところを選び、こうして毎日迎えにきてもらっていた。


「優、よくそんな早く起きれるねー。」
私がのほほんと話しかけると、優が「お前が遅すぎるんだよ。」と、笑いながら言ってきた。




そして、何とか学校に着くともう一人の幼馴染み、翔が私の頭に手を置いて言った。
「はよ。」
いつも通りのだるそうな声。 
「おはよー。」
私もいつも通りに挨拶を返す。


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