殺してあげる

『ご利用ありがとうございました。


それでは、ヨイシヲ』



画面に叩き出された文字を機械的な音で読み上げられた直後、画面は消えた。

いつも通りのパソコンの画面に戻り、何事もなかったように動き出した。

「なんだったの今のは。何が起こったの」

さっき見たページはどこにもないし、みつけられない。
椅子に座ったまま考えたけど、答えはなくて、ただただ画面を見ているしかなかった。

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