殺してあげる
「キモい」
こいつ、キモい。
即効ブロックリストに追加してベッドに投げて、パソコンに向かい合った。
しばらくするとまたLINEのメッセージの着信音。
開いてみると、先ほどブロックしたはずの『加穂留』からだ。
「嘘でしょ。だってさっきブロックしたじゃん。なんでそれなのに来るの?」
読む前にブロックリストを確認すると、そこに加穂留はいない。ちゃんと入れたはずなのに、いつのまにかリストから外されていた。
立て続けにLINEが入り、画像添付つきのメッセージが届いた。
見たくないけど、気になってしまう。
好奇心には勝てず、タップしてしまった。