殺してあげる
アホか。
こんなもん。
まず俺の名前も住所も個人情報ん何も知らないのになんで殺せるんだよ。頭の悪いガキの遊びか。付き合ってられんな。
【お願いする】
迷わずクリックした。
画面は一瞬にして真っ黒になり、じじじっという音と共に真っ黒い画面に紫色の文字で【成立】の文字が浮かんできた。
そのあとに出てきた文字に俺は絶句した。
全身に鳥肌が立ち、身体中の毛が逆立った。
マウスを持つ手が震え、喉はカラカラになり、なんとか口の中に唾液を作り、こまめに何度も飲み込んで喉を濡らした。