プレミヤム・フレンド


その日の晩御飯は食べなかった

なんとなくお母さんの顔を見たくなかった


お風呂にはいろう…

ベッドから立ち上がりお風呂場に向かう


リビングではお母さんが電話をしていた

その顔はすごく険しかった

「佑芽奈はあたしの子です。今さら親権は渡せません。え…でも佑芽奈が…。はい、聞いてみます…もう連絡しないでください。こちらから連絡します。」


と言って電話を切った


まさか…


お父さん?

絶対にお父さんだ



あたしは急いで部屋に戻った。


親権って?


あたしはお父さんのとこに行かされるの…?


━━コンコン

「佑芽奈話があるのちょっと来なさい。」


久しぶりに話した


リビングに行きテーブルにつく


「さっきお父さんから電話があってあなたに会いたいそうよ。」

「あたしは今さらあって話すことはありません。」

本当に親子なのだろうか

と疑ってしまいそうな2人のやり取り


話すことがないんじゃなくて


会うのが怖い…


「そう…お父さんにはあたしから言っとくから…はやく風呂に入って寝なさい疲れた顔をしてるわよ。」


あたしは走って部屋に逃げ込んだ


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