プレミヤム・フレンド
「はははー、みんななにシカトしちゃってるのかなぁ?」
もう本性がバレているから
この際どうでもよくなった
「ったく…あんたいい加減ウザイんよ」
は?
「もうあたしらの近くに寄らんでくれん?」
━━はぁ?
なんかいきなりキレられて
意味わかんないんですけど
まぁいいや…
あたしの思うように動いてくれない道具はいらない
「いいよー。あんたらみたいな人達もういらない」
由美子は目をまん丸にしている
意外とアッサリとした答えにびっくりしたんだろう
「へぇ〜…それが佑芽奈の本性なわけ?」
沙耶香はあたしを睨み付けてきた
負けてたまるもんか
「そぅだよ♪気づかなかったんだ〜」
「瑞季たちのこと騙してたんや…」
瑞季は泣きそうになりながらあたしに言った
「騙す?気づかなかったあんたらが悪いんやろ?」
もうこんな奴等と同じ場所にいたくなくなり
あたしは教室を出ていこうとした。
小さく由美子に耳打ちをして…
そのあと由美子は泣き崩れた