プレミヤム・フレンド
「最近、靴が隠されたり自転車の鍵がなくなるということがよくあるようです。みんな気をつけるように。また犯人に心あたりがある人は知らせてください。」
最後に担任はそういって教室をでていった。
鍵かくすとか…
幼稚な犯人だこと…。
あたしはやることがないので参考書の問題を必死で解いた。
少しでもいい高校に行くため
知ってる人がいない高校へ…
ただそれだけのために
必死になって勉強した。
1時間目がはじまる。
あたしは理解しようと必死になる。
ただそれの繰り返し。
それだけでいいと思った。
勉強にすべてを注いだ。