【完】恋愛条件
第 1 条件 最悪の出会い
私の前にそびえ立つ大きな学校、この高校は元男子校…。
私は受験に合格してから知った。
あ、うん。制服しか見てなかったです
制服と偏差値だけに注目して受験しちゃいました。
そんなバカをした私は…、
茅原 朱祢 (カヤハラ アカネ)
今年から高校1年生になりました
『チャラ男ばっか…』
校門にいつまでも突っ立てる私の横を学ランを着崩したチャラ男が通る。
髪は茶髪や金髪、ピアスは開けている。
そんな私は、長いロングの黒髪を風でなびかせ
制服紺のブレザー、Yシャツは第二ボタンまで開けて、スカートは膝上15センチ
『あぁ、女の子沢山いるかな~』
さっきから男子か見ないし、元男子校だから、きっと女子少ないかな…。
そんな不安を抱えたまま勇気を出して、男子の群れと共に校舎の玄関に入った。
「おはよう、この紙を見て自分のクラスに靴を閉まってね」
『…はい』
玄関の入口にいた何人かの先生の一人からクラスの表を貰い中に入った。
適当に自分のクラスの下駄箱に靴を入れて上履きに履き替えると、周りの男子は物珍しそうに私に注目をする。