【完】恋愛条件
第 8 条件 謎の関係
あれから一週間…
クラスのみんなはからかって来たりしたけど
何だかんだで、みんな最初から認めてくれてたんだ。
そして、今度は…
『文化祭?!』
今年初めて参加する私達は文化祭が近いため、みんなお祭り騒ぎ状態。
「よっしゃーッ!!この機会に彼女作るぞ!!」
「「おぉーッ!!」」
教卓の前に立つ倉谷くんの掛け声に、みんなが声を揃えた。
そんなみんなから距離を離して、教室の隅にいる私と蓮。
「まぁ、俺はお前がいるから興味ないけどね」
『ッ!!恥ずかしい事サラリと言わないでよッ』
恥ずかしがる私を逃がさないように、後ろから包み込むように抱きしめる。
付き合ってからの蓮は、意地悪より甘えん坊になりつつある。
「そこ!!イチャイチャするな!!」
『してないよッ!!』
倉谷くんにビシッと指を指されたが、私は別にイチャイチャなんてしてないし!!