【完】恋愛条件
「ま、マジで??」
「マジだよ!大マ…ッ!!」
静香が言い終わる前に気持ちが抑えられなくなっていて、抱きしめていた。
「俺も…」
「あつ…し?」
体から静香をそっと離して目を見て言った。
「…好きだ」
やっと、やっと想いを伝えられた。
「嬉しい」
「バーカ」
お互いの額をくっつけて笑った。
だが、そんなに幸せは長続きしなかった。
運命のカウントダウンは、もうこの時に始まっていたのかもしれない…
静香との別れのカウントダウンが…