【完】恋愛条件

「その恋愛条件、守ってやるよ」

『!?』

「え?蓮??」


こんな、三浦蓮とは正反対の条件を受けるとは思わず、私も倉谷くんもビックリした。



「もし、恋愛条件を守れたら付き合えよな?」

『条件を守れたらの話だけどねｯ』


余裕の笑みに予想だにしなかった展開に戸惑う。

本当はここで三浦蓮が諦めるはずだったのに…ｯ



『でも、好きにならないから!』


強気に出てみるが、三浦蓮は表情を変えないで逆に余裕の笑みを浮かべてばかり。



「それはどうかな??」

『…負けないからｯ!!』


私達の出逢いは最悪、そして更に私達の恋愛バトルが幕を開けた。