【完】恋愛条件
そんな幸せすらも簡単に壊す。
『じゃあ、浴衣探さないと!』
「朱祢に浴衣似合うのかよ」
『ちょっと!!失礼すぎるー!!』
力無くポカポカと蓮の胸を叩く。
ねぇ、この時
蓮に家まで送ってもらい、家に入る前に手を振った。
『それじゃ、メールするね!』
「おう」
キミの笑顔で不安なんて消えていた…
『お祭り…か』
部屋に入りベッドの上に体を沈ませた。
早くお祭りの日にならないかな…
ねぇ、蓮…
好きだよ。
そんな幸せに亀裂が入っていたなんて
知らなかった…