【完】恋愛条件
第 15 条件 星空
こんなに恋愛が難しいなんて初めて知った。
『…』
今、私は蓮のおじさんがやってる海の家の二階の一室にいます。
「なんか飲む?」
『お茶系がいいな』
蓮は緊張してる私をよそに、普通に冷蔵庫から勝手にペットボトルのお茶を取り出して、私に投げた。
「あー、夜まで暇だな」
『そ、そうだね』
乾いた喉をお茶を飲んで潤すが、落ち着けない。
何故かって?
だって、部屋に二人っきりだから。
「んな端にいないで、隣に座れよ」
私が居るのは地面の畳。
蓮が居るのはベッドの上。
まって!
ベッドの隣って…、しかも男女二人だよ!!
まだ、ちゃんと仲直りしてないのに一線越えるの?!
マズイ!!なんか緊張してきた!!