【完】恋愛条件
―…
今、蓮と私で一つのソファーに座り、向かいのソファーにはお母さんがお茶を啜りながら味わっていた。
会いたいな、とかは思ってたけど
急展開で緊張してきたよーっ!!
「お袋は何しに来たんだよ」
邪魔をされてイライラしてるのか、蓮は乱暴な口調で言い放った。
「お袋じゃないって何回も言ったわよね
私を呼ぶときは梢(コズエ)さんと呼びなさい」
鋭い目つきで蓮を睨んだ。
隣は蓮は渋々「梢さんは何しに来たんだよ」と訂正した。
「パパと喧嘩した、以上」
一瞬、息を吸うのを忘れた。
え、喧嘩して帰国…??
「はぁッ!!んな理由で帰ってくんなよ!!」
「何よ!!その口の聞き方は!!」
両者テーブルを叩きつけてソファーから立ち上がって、睨み合った。