【完】恋愛条件





―…



今、蓮と私で一つのソファーに座り、向かいのソファーにはお母さんがお茶を啜りながら味わっていた。


会いたいな、とかは思ってたけど
急展開で緊張してきたよーっ!!



「お袋は何しに来たんだよ」



邪魔をされてイライラしてるのか、蓮は乱暴な口調で言い放った。



「お袋じゃないって何回も言ったわよね
私を呼ぶときは梢(コズエ)さんと呼びなさい」



鋭い目つきで蓮を睨んだ。
隣は蓮は渋々「梢さんは何しに来たんだよ」と訂正した。



「パパと喧嘩した、以上」



一瞬、息を吸うのを忘れた。

え、喧嘩して帰国…??



「はぁッ!!んな理由で帰ってくんなよ!!」

「何よ!!その口の聞き方は!!」



両者テーブルを叩きつけてソファーから立ち上がって、睨み合った。



< 216 / 242 >

この作品をシェア

pagetop