【完】恋愛条件
第 3 条件 大切な仲間
「それでは、゛第1回クラスで飲み会゛を始めまーす!」
倉谷くんが立って挨拶を終えるとクラスのみんなが騒ぎ出した。
その瞬間、周りのお客さんから冷たい視線を浴びる…
「えー、静かに!静かに!
まずは飲み物を頼んで乾杯をしましょ」
゛すいませーん゛と店内にいる店員さんを呼んでドリンクバーを人数分頼んだ。
そのやり取りを見ていたが、隣からツンツンと服を軽く引っ張られた。
確か隣は蓮だったよ…ね?
「おい、お前ドリア食える?」
『うん、食べれるけど…』
振り向くといきなりメニュー表を見せられて頷いた。
てか、何故ドリアを見せて聞くのかな??
「すいません!店員さん、ドリア追加で」
倉谷くんと注文で話してた店員さんに向けて蓮が叫ぶと店員さんは軽く頷いてハンデに打ち込んでくれたみたいだ。
てか、何故隣に蓮がいるわけ??
何か、学校と雰囲気が違う気がするし…、私服のせいかな…?
「ん、何?」
『いや、別に』
蓮を見つめていると目が合ってパッと逸らした。
あーッ、何か調子が狂うよ~ッ!!