【完】恋愛条件


「今更だけど、俺達を許してくれないか?」

『許すもなにも…、私なんかを仲間と呼んでいいの??』


やっぱり、心配でみんなの表情を伺いながら勇気を持って言うと…



「当たり前だろ!こんなに俺達を知ろうとしたんだ!仲間に決まってる」

「茅原は軽い女とか思ってたけど、ノート見て俺なんかの名前とか性格とか書いてくれて嬉しかった」


昨日まで私の事を冷たい目で見ていたみんなが暖かい目で笑顔で笑っていた



「よーし!!茅原の歓迎会を開くぞー!!」

「「おーッ!!」」


自然に笑みがこぼれる私は蓮を見てお互い笑顔で笑い合った



『てか、その前にノート返してよー!』

「ほらよ」


浅田くんから返してもらったノートの裏にはみんなからの一言がぎっしりと書いてあった



「やべー!!授業始まっちゃうぞ!」

「急げー!!」


倉谷くんと和也くんが私達に向かって慌てて叫ぶと先に走って行ってしまった

よく考えれば授業始まるギリギリの時間

みんなして顔がみるみるうちに顔が真っ青に変わっていく



「「『わぁーッ!!』」」


結局、担任の先生に怒られたのは言うまでもない…

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