【完】恋愛条件
「あはは…、平気平気」
『嘘だ!!声がガラガラじゃん!!』
顔色が悪い蓮をこれ以上立ち話させるわけにもいかず、無理矢理中に入らせてベッドに寝かしつけた
『薬は飲んだ?』
「んー、まだ」
『ご飯は?』
「それもまだ…」
寒いのか布団を顔半分まで入れている
兎に角、ご飯食べて薬飲まないと…
『お粥とか食べれる?』
「お粥無理、玉子とじ雑炊にして」
なんつーワガママな男なんだ
病人だから怒らないけどー…
『じゃあ、寝てて、すぐ作るから』
「ん」
素直に頷く蓮に何故か可愛いと思う私…
なんか子犬みたいッ!!
私はすぐさま台所に入って雑炊を作り始めた