【完】恋愛条件


体がフワリと宙に浮いて気づいたら私の上にまたがってる蓮の姿



『え、蓮?どうしたの…?』


状況をやっと理解出来た

私は蓮に腕を引っ張られて体ごとベッドに押し倒されたんだ



「…」


声を掛けても目がトローンとしていて、多分寝ぼけてるのかな?


だが、次の瞬間…―



『!!』


顔が近づいてきた蓮にキスをされた



『…れ、んっ』


学校の時にされた軽いキスとは違い、恋人達がするような激しいキス…



『んんーッ!!』


私は蓮の肩を押して抵抗するが、さすがに女の力は男に勝てない

されるがままにキスされる私の頭はぼーっとしてきた



『…っ、はぁ…』


やっと離れた唇、酸欠不足に陥った私は空気を求めて肩で呼吸をして空気を取り込んだ



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