【完】恋愛条件
━ドンッ
思いっきり蓮の肩を押して抜け出し、地面に置いてある鞄を手にして家から飛び出した
『…っ』
なんで…
なんで、なんで!!
『意味わかんないよ…』
息が切れてその場に止まりしゃがみこんだ
頭がごちゃごちゃだよ…
明日どんな顔して会えばいいの?
その日の私はなかなか寝付けなかった
━…
『うわー、クマが目立つよ』
朝起きて鏡を見ると目の下にクマが出来ていた
『化粧でカバーしよ』
私はクマを化粧で隠し、支度をして家を出た
天気は私の気持ちと違い晴れ晴れしていて雲一つ無い青空
『はぁ…、何で悩みが解決した!!
と思ったらまた悩みが出きるのかしら?』
考え事をしながらトボトボ歩いていると…