【完】恋愛条件
第 5 条件 決別
私は久しぶりに竜ちゃんに会えて嬉しさでルンルン気分で学校に着いた
『おっはよー♪』
「はよー、てか朝からご機嫌いいな」
『えへへ』
教室に入って入口にいた浅田くんに声を掛けると眠そうに欠伸をして私を羨ましそうに見た
「何?恋でもしたか?」
『違う違う!さっき久しぶりに幼なじみに会ったの!』
浅田くんにからかわれて私は首を横に振って否定した
「え、幼なじみ…?」
『うん』
急に表情が曇って重い空気がのしかかる
え、私、何かマズイ事でも言ったかな??
「お前、蓮と付き合ってるんじゃねーの?」
『え…、蓮?』
浅田くんに蓮の話題を振られて思い出した
私…、昨日蓮と…
『無い!!絶対に無い!!』
昨日の事を思い出して全否定した
だって、蓮は私を遊びにしか思ってないし…
━…ズキン
何…、この気持ち…胸が締め付けられたみたいに痛いッ