【完】恋愛条件


「お、蓮おはよー」

『!!』


浅田くんが私の後ろに視線を映して手を上げた
蓮の名前が出て背後の気配にドキドキする



「はよー」


蓮は浅田くんに挨拶を返して私の横を通り過ぎた

え、いつも゛朱祢ちゃん♪゛って後ろから抱き締めてからかうのに…

いつものしてくれる事が無いと結構寂しいもんなんだな…



「なぁ、蓮と喧嘩でもしたんか?」


浅田くんも私と蓮の様子を見ていたからなのか、不思議そうな顔をしていた



『ううん、喧嘩なんてしてないよ』


蓮の方を見ると、倉谷くんと和也くんと楽しそうに席で話していた



『私、保健室に行ってくる』

「おう、先生には俺から言っとくよ」


゛ありがとう゛と言って私は教室を出た


もう、蓮とは元通りにならないのかな??



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