【完】恋愛条件
俊は俺達を無視して、携帯をまた出してどこかへと電話を掛けた。
「あー、俺だよ。俊介」
ブツブツ話始めた俊介。
俺と和也はお互い顔を見合わせて首を傾げた。
一体誰と話しているんだろう…
「お前は今から駅前に来い。うん、じゃ」
ピッと機械的な音が聞こえて、俊は携帯を再びポケットにしまった。
「仲間も増えたぞ。ほれ、駅前に行くぞ」
「おい!」
「俊!!」
先に部屋をとっとと出て行った俊を俺達は慌てて後を追った。