【完】恋愛条件
朱祢が出て行った屋上に一人になった淳はポケットから携帯を出した。
「恋の相談…ね」
淳は画像フォルダーの一枚の画像を開いて手が止まった。
その画像は淳と可愛らしい女の子のツーショット。
「好きな奴がこの世から消えた場合はどうなるんだろう…」
━…
私は屋上を後にして、蓮のいる教室に向かって走った。
『…教室に居ないし』
教室のドアを開けて中に入り探すが、蓮の姿は見当たらなかった。
「何?蓮探してんの?」
教室の隅にいた倉谷くんと和也くんが声をかけてくれた。
『蓮、知らない??』
「アイツなら体育館の裏で寝てるよ」
『わかった!ありがとう!!』
倉谷くんと和也くんにお礼をして教室から飛び出た。
目指すは体育館裏!!