軟派な王子様【完結】
私はそれから暫く街を歩いた。

あたし…


何やってんだろ…

突然そんな衝動にかられてしまった。

昨日私あんなに頑張ったのに…
誰もちゃんと私を見てくれない。


香織だったらわかってくれるって思ったのに…。


結局男…



なんであたし…


泣いてんだろ…



翔にあんなこと言わなかったら…

今頃一緒にいられたかな…


「何考えてんの…あたし…。」



寂しくて…
悲しくて…


涙でマスカラが取れてきたことに気がついて私はマックに入った。



「はぁ…。」
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