軟派な王子様【完結】
「社長??今夜は私に付き合っていただけるはずじゃなくて??」
甘ったるい声を出しながら、秘書は俺の首筋に指をかける。
「悪いな琴美くん。また今度な。」
自慢の焦げ茶の髪の毛をかきあげながら俺は優しく秘書の手を握る。
秘書もまたその言葉に満足した様子で社長室を後にする。
「今夜もあそべんなー。」
俺は時計をロレックスに変える。
髪の毛にワックスをつける。
香水をふる。
ネクタイをとる。社長室を出ると五人の男が俺を待ち構える。
一人がドアを開け、一人が先に行ってエレベーターを開く。
俺は何も言わず、俺より年上のおやじたちのその行為に当たり前のように乗っかる。
そして黒光りするベンツのドアが開き、俺はさっと乗り込む。
甘ったるい声を出しながら、秘書は俺の首筋に指をかける。
「悪いな琴美くん。また今度な。」
自慢の焦げ茶の髪の毛をかきあげながら俺は優しく秘書の手を握る。
秘書もまたその言葉に満足した様子で社長室を後にする。
「今夜もあそべんなー。」
俺は時計をロレックスに変える。
髪の毛にワックスをつける。
香水をふる。
ネクタイをとる。社長室を出ると五人の男が俺を待ち構える。
一人がドアを開け、一人が先に行ってエレベーターを開く。
俺は何も言わず、俺より年上のおやじたちのその行為に当たり前のように乗っかる。
そして黒光りするベンツのドアが開き、俺はさっと乗り込む。