軟派な王子様【完結】
「僕は何事にも一生懸命で、中途半端なことをしない、真っすぐな遠藤さんが好きなんだ。僕ごときで遠藤さんのそのスタイルを崩したくなんかない。それに、僕がそんなことをいったからってすぐに返事をするような軽い女の人だなんて思ってないよ。」
昇君…。
私の中に熱いものが湧き出す。
「だからこれからもいいお友達として付き合ってほしい。そして段々と僕を知ってほしいんだ。それで…。」
昇君の言葉が詰まった。
見たことのない照れた顔をしている。
夕日によって染められた頬なのか…
それとも彼が高揚しているのか…。
昇君は珍しく口をもごもごさせながら言った。
「もしかしたら…好きになってくれるかなって…。」
私はなんとなく笑った。
とってもとっても心から嬉しかった。
昇君…。
私の中に熱いものが湧き出す。
「だからこれからもいいお友達として付き合ってほしい。そして段々と僕を知ってほしいんだ。それで…。」
昇君の言葉が詰まった。
見たことのない照れた顔をしている。
夕日によって染められた頬なのか…
それとも彼が高揚しているのか…。
昇君は珍しく口をもごもごさせながら言った。
「もしかしたら…好きになってくれるかなって…。」
私はなんとなく笑った。
とってもとっても心から嬉しかった。