軟派な王子様【完結】
着いた場所は…



「さっ、行くよ!!最初はやっぱ絶叫系でしょ!!」



ってことで……



「「ぎゃーー!!!!」」


気付いたらジェットコースターの頂上で叫ぶ俺達。

初めての絶叫系に足がふらふら。

一姫はさっきより一層目を輝かせて笑う。





「次お化け屋敷!!」


「え!?ちょっ、まっ!!」



気がつけば…



「「ぎゃーー!!!!」」


部屋中にこだますほどの声をあげる俺達。


ふらふらになる俺を見て笑う一姫。

「もしかしてお化け屋敷も初!?26歳のおじさんにはきつかったかしら。」

「馬鹿!!おじさんじゃねーよ!!」


すると一姫はもっと大口をあけて笑い始めた。



「子供みたい。」


そういって俺の前を歩く。

その姿がどこかとっても愛らしく思えた。
< 64 / 148 >

この作品をシェア

pagetop