約束
「あれ?玲奈は?」
「帰りましたよ。体調悪いみたいで。」
「えっ。…わかった。ありがとう。」


昴は玲奈の家まで走った。

「あら。昴君?」
「おばさん、玲奈大丈夫ですか?」
「わざわざ来てくれたの?大丈夫よ。でも今寝てるの。せっかく来てくれたのにごめんなさいね。」

昴は玲奈の部屋の窓を見上げ、一息ついてから、
「そうですか。じゃあお大事にと伝えておいてください。」


それだけ言うと昴は帰っていった。


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