無自覚美少女が好きなのは地味男君。
「河田君のせいだよ!!河田君のせいで寝れなかったんだよ!!」


「じゃあ邪魔な僕は消えましょうか。」


私は急いで河田君の腕をつかんだ。


逃げられないように両腕で。


「…どうしたんですか。」


「…行かないでよ。ずっと一緒にいてよ。」


「…困った人ですね。そのわがまま聞いてあげましょう。そのかわりしっかり休んでください。」


「うん。ずっと一緒にいてよ。」


「はい。ねて起きるまで居ます。」


「ありがとう。」


「はい。しっかり休んでくださいね。」


「うん。おやすみなさい。」


「おやすみなさい。」


少し笑った河田君に顔が赤くなり心臓の音も高鳴った。


「ど…どうしたんです?急に顔を赤くなって…。大丈夫ですか!?」


「河田君のせいだよ…。急に笑うから。」


「……?」


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