無自覚美少女が好きなのは地味男君。
「…遅かったですね。」


「すみません……」


読書してるよー。教える気あるのー?


「苦手な教科は何ですか?数学ですよね。」


「え!?何で分かるの!?」


「そういう気がしたからです。何点でしたか?」


い…言いにくい……。


「まあいいです。あまり期待してませんから。バカだからどうせ低い点数でも取ったんでしょう。」


ムッそれひどくない!?


「ちょっとそれひどすぎない!?いくらバカでも落ち込むわ!!低い点数のわけは、眠かっただけだから!!。」


「言い訳はいいです。じゃあ言われないように頑張ってください。1人で。」


なんで1人!?


「河田君教えてくれるじゃないの!?」


「だって眠かっただけなんでしょう。眠くなかったら、いい点数とれているんでしょう。ぼくは必要ありません。眠くならない方法なんて自分で探してください。」


「…参りました。お願いします。教えてください。」


「…。じゃあ今日の数学のノート開いてください。かいてないだろうけど。」


「何で知ってるの!?」


「そんなの誰でもわかります。僕のノート貸しますから写してください。」


「はーい。」


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