天国の貴方へ届けたい
あたしは慌ててケイの元に駆けつけた。




「ケイ!目覚まして!ケイ!嫌ぁぁ!!」




あたしはしばらくケイにすがりついて泣いていた。




——……


あたしが泣いているうちに夜になっていた。




あたしは落ち込みながら家に帰った。




「おねーちゃんお帰り…」




あたしは凛子を無視して部屋に直行した。




部屋に入るなりあたしは鍵をかけてベッドに倒れ込んだ。




これからどうしよう…ケイがいない世界なんて嫌だ…





あたしは聖也君が好きなはずなのにどうして今更ケイが気になるの…?





ケイが天国に行っちゃうならあたしも追いかけちゃおうかな…
< 100 / 116 >

この作品をシェア

pagetop