天国の貴方へ届けたい
第Ⅲ章

お別れ

一歩も部屋を出ないまま、朝になった。




あたしは目をこすりながら起きた。




あたしあのまま寝ちゃったんだ…




ご飯も食べてないからお腹すいたな…




今日が土曜日で良かった。学校へ行く気分じゃないしね。




あたしは数時間ぶりに携帯を開いた。




すると着信やメールがたくさん来ていた。




和美からのメールもあったが、ほとんど聖也君からだった。





『事故でケイが死んだって美月の友達から聞いた。どうせお前のことだから落ち込んで

んだろ。心配だから返事が欲しい。』





『俺は美月の力になりたい。連絡待ってる』




聖也君や和美からはさまざまな励ましのメールが書かれていた。
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