天国の貴方へ届けたい
「あたし…本当のこと言うとケイが好きだった…忘れられなかった…

ケイが久しぶりに戻ってきて本当は凄く嬉しかった…なのにっ…」





あたしは涙を流し続けていた。





「もしケイが本当に美月を好きだったとしたらそんな美月見たら悲しむぞ。

好きな奴にはずっと笑ってもらいたいもんだ。

それにケイが久しぶりに美月に会いにきたのには理由があるんじゃねぇの?」





何だろう。涙が止まらないよ…




吹いても吹いてもまた涙が出てくる。




あたしは聖也君に抱きしめられてしばらく泣いていた。


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