天国の貴方へ届けたい
――――……




「遅かったな。」




「ごめん遅くなってw」




相変わらず聖也君の家ってなんか行きづらいなぁ…




ヤクザの家なだけあって組員一人ひとりの顔が怖く見える。




見た目は怖いがみんな優しくしてくれる。




部屋に案内されあたしは机の前に座った。





「正座なんかしなくても足崩していいんだぞ。足痛いだろ」




「うん。」




「ちょっとは落ち着いたか」




「うん。聖也のおかげだよ。ありがとう♪それにいつまでも落ち込んでいたら

ケイが悲しむよ」




「ケイのやつ美月に何かつたえようとしていたんじゃないのか。」




「そうかな…」
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