天国の貴方へ届けたい
「おい」




気が付くと聖也君が怖い顔をして後ろに立っていた。




「あ、聖也君…」




「テメェら俺の大事な美月に何してんだ!!」




聖也は凄く怖い顔をして男子達を押した。




「おい行こうぜ…」




男子達はビビった顔をして去っていった。




聖也君はこの町で有名なほど喧嘩が強いと和美から聞いたことあるな…




ただそう簡単には喧嘩は買わないし、売らないらしい。




他校から女子が駆け付けてくるほど聖也君は凄く有名だ。




「おい何ぼっとしてんだよ」




「あ、ありがとう…所で門に女子たちが待ってるけどいいの?」




「あ?ああいいんだよ興味ねぇし。行くぞ」




聖也君はあたしの手を握って引っ張った。
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