天国の貴方へ届けたい
「色目なんかつかってません。元々は聖也君から仲良くなろうって言ってきて…それにあなた誰なんですか?」





「あらこれは失礼。あたしは新3年の凛華。とにかく聖也はあたしと付き合うことになってるから

聖也には近づかないでほしいの。」





冗談じゃない。今日初めてあった人に聖也君に近づくなって言われる筋合いはない。





あたしはあたしなりに友達を作るつもりだし、なんせこういう女大嫌い。





「嫌!他人のあなたにそんなこと言われる筋合いはないわ!卑怯な手使ってる方がよっぽど色目使ってるわ!」





「あら言ってくれるわね。聖也に近づかないって言うまであんたがどうなるかわかんないよ?」





女子達はクスクスとあたしを見て笑った。




一瞬迷ったがあたしには決意はできていた。





「嫌よあたしは聖也君の友達なの!いじめるならすれば!?あたしは負けるつもりはないから!」





「ねぇあんたたち聞いた?ww」




女子達はまたクスクスと笑った。
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