天国の貴方へ届けたい
すると凛華さんはあたしの髪を引っ張った。




「いたっ…!」





「近づかないって言うまであんたをボコボコにしてやるんだから。いつまでその強がり続くかしらねww」





凛華は笑いながら去っていった。





本当のことを言うとほんの少しだけ怖いって気持ちはある。





けどあたしは負けない。あんな卑怯な女に負けてたまるもんですか!




「美月ーどこだー」




近くから聖也君の声がした。




「あ、聖也く…」




あたしは聖也君の所に行こうとした。




「おいやめろよ凛華…!」




凛華さんが聖也君の腕を組んで言い寄っていた。
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