天国の貴方へ届けたい
恥ずかしがらずにいうんだあたし!




「こんなあたしで良かったらあたしの彼氏にしてください////」




あたしは顔を真っ赤にしながら思い切って言った。




「…」




聖也君は何も言わずにあたしを抱きしめた。





「もうちょっと早く出会ってれば良かったな俺ら。離せっつってももう離してやらねぇからな」





抱きしめられた瞬間、またケイのことが頭に浮かんだ。




あたしはケイに裏切られたんだ。




ケイのことはもうすっかりさっぱり忘れよう…




これから聖也君と楽しい毎日が待ってるんだ。




誰が邪魔しようとあたしの決意は変わらない。





あたしと聖也君はチャイムギリギリまで愛し合っていたのだった。
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