天国の貴方へ届けたい
このままじゃ確実に痛い目にあわされる…




あたしはとっさに振り払って逃げ出した。




「あ!ちょっと待ちなさいよ!」




凛華さんと女子たちはあたしを追いかけた。




どうしようこのままじゃ追いつかれる…




聖也君助けてよー!




あたしは涙を浮かべながら走っていた。




曲がり角にさしかかったとき、誰かにぶつかってしまった。




「いった…すみません…!」




やばい!早く逃げないと凛華さん達に捕まっちゃう!




あたしはぶつかった相手も確かめずに逃げようとした。




「おい。美月何で逃げるんだよ。何してんだこんなとこで」



げ…!聖也君だったのか…!どうしよう凛華さん達が来ちゃうよ…
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