天国の貴方へ届けたい
「お前らはそうやって偽りの笑顔作ってごまかしてたんだな。」




そう言って聖也君はあたしの腕をつかんで袖をまくった。




「あ…!ちょっと…!」




「このアザお前らがつけたんだろ。俺が気づいてないとでも思ったのか。」




すると凛華さんは悔しそうな顔になった。




あたしはただ見ているしかなかった。




「お前と別れて正解だったよ。テメェ何したか分かってんのかおい」




聖也君は今までにない怖い顔をして凛華さんの胸ぐらをつかんだ。




凛華さんはあまりの怖い顔に青ざめた顔をしていた。




「ねぇちょっとヤバくない…?」




「いこ」




他の女子達は逃げるように去っていった。
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