天国の貴方へ届けたい
「うーんまあそうだけど慣れちゃったよ♪ねぇ食べ終わったとこだし次乗ろ♪」




すると聖也君は足を止めて、あるアトラクションをじっと見ていた。




「なぁ次あそこ入ろうぜ」




そこはお化け屋敷だった。




ってあたしホラー苦手なんだけど!




入るなんて絶対嫌だ。




「いやほらあそこじゃなくても他のに…」




「ホラーが苦手ですって顔丸出しだぞ。ほんとのお化けじゃねぇんだし大丈夫だ。行くぞー」




「ええーちょっと待って怖いぃ〜!」




———……


数分たって、ようやくあたしたちが入る出番になった。




「絶対離れないでね。大丈夫だよね?」




「そのセリフ何回目だよ。大丈夫だっての。入るぞ」
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