天国の貴方へ届けたい
すると聖也君はあたしの顔をじっと見つめていた。




「…噂どうりだな。放課後屋上に来い。来なかったら維持でも連れてくからな」




聖也君はそう言って去っていった。




「美月良かったじゃん♪聖也君からのお誘いだよ!」




「やだよ怖いもん。何されるか分かんないじゃん…」




「怖いかどうかは聖也君と話してみないと分からないじゃん♪」




「そうだけど…」




「…あ!ねぇ美月あたしたち同じクラスだよ!」




「嘘!?やったぁ〜!」




「またクラス違ったらどうしようかと思ったよーww」




あたしたちは抱き合って喜んだ。




そういえば他にどんな人がいるのかな…




あたしは自分のクラス表をじっと見ていた。
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