天国の貴方へ届けたい
よく見てみると、なぜか見覚えのある名前が目に映った。




『池澤聖也』




え、嘘…なんであたしと同じクラスなの!?




うわーやだなぁ…




「ねぇ美月!聖也君と同じクラスじゃん♪やったぁ〜♪」




あたしは嫌だ…何されるか分かんないしなぁ…




席が近くになりませんように!




あたしは心の中でそう願ったのだった。




———……


教室に入ったあたしと和美はさっそく席を確認しようとしていた。




やった窓側の後ろだー♪ラッキー!





「うわーあたし廊下側の前の方だ…美月と席すごい遠いね…あれ?ねぇ美月の隣って聖也君じゃない!?」





和美はうらやましそうな顔をしてはしゃいでいた。
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