<完>孤独な姫さんは世界一の総長 上
IN空き部屋
運がいいのか、誰も居なかった。
神「・・!?此処は・・」
瑛「・・・」
紀「・・・適当に座って」
そして、私は、瑛十と神楽と向かい合うように座った。
紀「・・ねぇ。此処には、誰も来ないから。話して。・・浪駕の事件の事。キミたち。知ってるんでしょ?」
神「・・・紀優さん」
知ってんじゃん。名前。
紀「私の名前、あんたらの上の人が言ってきたんでしょ?見張れって。」
瑛・神「!?」
驚きを隠せない2人。
紀「クス。分かりやすいねキミ達。ねぇ・・知りたいの。全部。私の脳から消えているものを。」
瑛「・・・紀優さん」
紀「・・今から倉庫行ける?」
神「え!?・・倉庫ですか!?」
紀「・・うん。」
そこに行けば・・何か・・分かる気がする。
神「・・ですが・・」
瑛「・・分かりました」
神「え”!?瑛十!?」
紀「アリガト」
フードの中で少し微笑んだ。
そして、私達は空き部屋を後にした。