<完>孤独な姫さんは世界一の総長 上
「そうぢょうはさいごうのそうちょうですから~」
ズキ
≪総長は、俺らの最高の総長っす!!≫
≪総長すきっす!!≫
≪こんな総長、いないっすよ!≫
≪俺らの・・自慢の総長です!≫
心の奥深くでカタカタと動く箱。
「「「総長!?」」」
皆驚いて私を見ている。
その瞬間、ツーっと頬を伝う暖かいモノ。
直「!?紀優!?」
・・私は涙を流していた。
どうして涙が出るかは自分でもわからない。
この涙の理由を私に誰か教えて?
・・ねぇ。
教えてよ。
≪それはね・・・・・≫
心の中で響く誰かの声。
≪・・・キミが、歴代最強の世界一の浪駕第5代目総長。通り名は、浪龍。だからだよ≫
・・貴方は誰?
何で、私の事を・・シッテイルノ?
ドウシテ?
ナンデ?
・・コノワタシニ・・オシエテ?