黒うさぎからの招待状
「だって、大丈夫なんでしょ?」
「…。」
「頭痛も引いてきたし…。いいでしょ?」
「…後悔しないか?」
「え?」
「もし…見ても…後悔しないか?」
「大丈夫。」
「分かった。でも、また頭痛くなったりしたら引き返すからな。」
「うん。」
俺たちは千尋さんの部屋に行く事にした。ジェームスさんにもらった部屋の割り当てを手に取り、珠璃の手を引きながら部屋を飛び出した。
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